私は子どもの学費や将来の老後資金に向けてお金を増やしたい!
と思い、資産運用について調べていたところ、サイトやYouTubeの中で「バビロンの大富豪」がオススメされていたので、購入して読んでみることにしました。
読んでから、なぜこの本が世界で長年にわたり、読まれ続けているのかがわかりました。
それは人々が豊かさ、幸せを感じるためにはある程度の「お金」が必要であり、この本はその「お金」を手に入れるために必要な内容が描かれているからです。
誰しも自分がやりたいように生きるためには「お金」が必要です。
どのように生きていても「お金」とは切っても切れない関係にあります。
どうすればお金を増やし、お金に縛られず、充実した人生を送ることをできるのか、この本に書いています。
「バビロンの大富豪」(漫画版)の構成
この本は、1926年にアメリカで出版された『The Richest Man In Babylon (バビロンいちの大金持ち)』を漫画化したものです。
漫画ということで読みやすくなっており、子どもでも読める内容となっています。
古代バビロニアを舞台に、お金を「貯める」「増やす」「守る」という、現代でも通じる不変の原理・原則が学べる本になっています。
「お金に愛される知識を身につけること」「働くことの大切さ」「人との付き合い方」など、お金以外のことも学べます。
「バビロンの大富豪」(漫画版)の内容
主人公『バンシル』と大富豪『アルカド』の2人を軸に物語は進んでいきます。
バンシルの家は貧しく、アルカドに「金持ちになる方法」を聞きにいくことから始まります。
その後アルカドは学びの殿堂で
「何十枚の金貨を与えることより、明日の銅貨を手に入れる方法を知るほうが価値があること」を説きます。
いくら大金を手に入れても、「知恵」や「知識」がなければ、お金は減り続け、いずれはなくなってしまうからです。
お金を自分で手に入れる方法、お金を増やす方法として、アルカドは「七つの道具」を教えます。
①「収入の10分の1を貯金せよ」
収入の10分の1を貯金していくこと。
そうすれば確実にお金が貯まっていきます。
②「欲望に優先順位をつけよ」
残りの10分の9の中で、自分の本当に必要なモノにお金を使うこと。
その中で叶えられない欲望は切り捨てます。
それでも生活水準はたいして変わらないです。
③「貯えた金に働かせよ」
貯めたお金を投資して、利息をもらう仕組みを作ること。
「お金を持っていることが財産ではなく、定期的にお金が入ってくる仕組みが財産である」とアルカドは言っています。
④「危険や天敵から金を堅守せよ」
まずは元金を守ること。
ある程度のお金を持つと、大きく儲けようとしたり、儲け話に乗りたくなってきます。
自分の感覚に頼らずに、専門の人に話を聞くようにしましょう。
それは儲け話以上の価値があります。
⑤「より良きところに住め」
住居は幸せな生活と密接に関わり、その幸せは貯金を増やすためのモチベーションとなること。
住居への支払いは心を豊かする投資と言えます。
⑥「今日から未来の生活に備えよ」
老人になって動けなくなった自分や自分が死んだ後の家族に貯えを残すことができること。
「将来の不安」に対しての対応が必要です。
⑦「自分こそを最大の資本にせよ」
動いた者とそうでない者。
あとは行動に移すか移さないかです。
行動に移したものだけが、お金持ちへの道を歩めます。
以上が基本的な黄金に愛される七つの道具。
現代でも通じる内容が長年読まれている所以となります。
「お金」と「幸せ」を生み出す5つの黄金法則
その後、アルカドはバンシルに「お金」と「知恵」の入った2つの袋を差し出し、「金と知恵どちらか一方手に入れられるとしたらどちらを望む」か問いました。
バンシルは「知恵」の入った袋を選びました。目先の幸せを選ぶなら「お金」ですが、「お金」ではその先の安心までは買えないとわかっていたからです。
その答えを聞いたアルカドは安心し、バンシルに2つの袋を持たせ旅に行かせます。旅の条件として「両方の袋を金貨で満たすまで帰ってきてはいけない」と「困るまで知恵の袋を開けてはいけない」の2つを出しました。
旅に出たバンシルはすぐにつまづいてしまいます。
競馬でお金を一気に増やそうとして詐欺にあい、結果的に半分のお金を失います。ここでアルカドの「危険や天敵から金を堅守せよ」という教えが悪い意味で証明されます。
次にそこで助けてくれた男と商売を始めます。売上の7割をもらう代わりに、残りの半分のお金を商店を買い取るための頭金として出しました。残念なことにその男はまったく働かない男でした。売上のお金だけをもらい、バンシルの残っていたお金まで使ってしまうのでした。
詐欺と裏切りにより、バンシルは全財産を失います。途方に暮れたバンシルは困ったときに開けるように言われた「知恵」の袋を開けます。そこには石板が入っており、以下「五つの黄金法則」が書いてありました。
上記の5つを見たバンシルは再度立ち上がることを決意しました。
外壁工事で働きながら、「黄金の扱いに秀でた者の助言」で事業を行った結果、お金の袋は2つになったのです。
結局バンシルは懸命に働いた結果、大富豪に近いづいていき、アルカドと同じように講義をする立場となりました。
そして王女と結婚するまでに至りました。
最終的ににバンシルはこう言っています。
お金はおまけで、人に感謝されるために今、懸命に仕事をする。そうすれば、お金は後からついてくる、と
まとめ
自由に生きるためには「お金」が必要です。
お金を稼ぎ、貯めるための7つの道具、5つの黄金法則は不変の原理・原則がこの本にはつまっています。
今、お金が貯まらないといった人やお金を増やしたいといった人は一度、この『バビロン 大富豪の教え』を読んでみて欲しいです。
私も人に感謝されるような仕事をして、結果的にお金を増やしていけるような人になっていければ最高です!
したっけ
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