「お金は寝かせて増やしなさい」を読んだ感想【資産運用】

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資産運用

今回は水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」について読んだ感想になります。

この本は資産運用を始めようと思って、一番初めに買った本です。
それまで資産運用については右も左もわからない状態だったので、勉強するためにいい本がないかと探していたところ、この本に行きつきました。

著者の水瀬さんは「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」という肩書を持っていて、結構近場に住んでいる私としては、この本に親近感がわいた一因でした。

では「お金は寝かせて増やしなさい」の構成や内容と感想を書いていきます。

「お金は寝かせて増やしなさい」の構成

270ページ、漫画の差し込みがところどころあって、細かく章立てがされているので読みやすいです。

インデックス投資に関する一般的な解説があり、著者のインデックス投資を長く続けている上でのメンタル面の揺れ動きや、2004年~2016年の投資成績が書かれています。

「お金は寝かせて増やしなさい」の内容

一言で言ってしまうと、「インデックス投資が最強」という話になります。
どうして最強かというのが、リスク・リターンの面から、有名投資家の実際の成績、言葉から
そしてご自身の投資成績から論理的に解説されています。

インデックス投資というのは、「日経平均」「TOPIX」「ダウ平均」「S&P500」などの株価指数と同様の動きをするように作られた投資信託で、基本的に手数料はかなり安くなっています。

インデックス投資をオススメする理由

冒頭にインデックス投資をすすめる理由は
・手間がかからないから
・実は世界標準のスタンダードな投資法だから
・お金の基礎知識として日常生活に役立つから

1つめに関し、1回手続きしてしまえば何もすることがないので確かにその通りです。
2つめは3つめは、今のところ全然実感ないです。

インデックス投資が最強の理由

インデックス投資が最強の理由としては、以下の通りです。
・アクティブファンド(プロが運用するファンド)より成果がでる
・「ドルコスト平均法」で毎月一定金額積み立てして寝かせると成果がでる(バイ&ホールド)

インデックス投資をアクティブファンド(プロが運用するファンド)よりオススメする理由として、アクティブファンドは運用手数料が高く、その分パフォーマンスが下がる、また、株価の動きを予測するのは不可能に近く、「千草の中から針を一本探すレベル」と同じレベルだからです。

また、毎月ひたすら同じ金額のインデックスファンドを買い続ける「ドルコスト平均法」で株価が下がっている時はいつもより多めに株が買え、株価が上がっている時は購入額が少なめになるので、一定間隔で一定の金額を積み立てることで取得価格が平均化するので、損することが少なくなります。

インデックス投資は、毎月一定のペースで自身にあった生活資金から余裕のある範囲で、インデックス投資をひたすら積み立てていけば稼げます。
インデックス投資は米国株式、全世界株式をオススメしています。

著者の投資成績

著者の2004年~2016年までの投資成績が出ています。
まともに国内でインデックス投資ができなかった時代から頑張ってきた著者が、どのような軌跡を辿ったか、実際の資産の推移が載っています。

2008年のリーマンショック時の大暴落時は、インデックス投資をしていた水瀬さんのブログも株価同様に荒れたそうです。
そういう状況であったにも関わらず、水瀬さんは円高になっていたのでアラスカへ海外旅行に行き、また資本主義は死んでいないということで、今まで通りインデックス投資をしていき、2009年はV字回復したとのこと。

投資成績見ていて、こんなに毎年積み立てられる資金力があるのはスゴイなと。
これができるのは収入力もさることながら、支出を抑える家計管理があったからかなと。
自分も見習って、地道に実践していきます。

その他

他にも、
投資をやる上で溜めておきたい生活防衛資金は「生活費」の2年分
リスクとリターンの予測の仕方
適切な資産配分(アセットアロケーション)の決め方
売りたくなった時の対策
出口戦略
についても書かれています。

売りたくなった時の対策では、売りたくてしょうがない、同じペースでインデックス投資を積み立て続けるのを辞めたくなる衝動とどう戦うのかについてが書かれています。
大暴落を経験した著者なので説得力があります。

まとめ

私は資産運用について、右も左もわからない時にこの本を読みました。

この本を読んでからインデックス投資を本格的に始めました。

はじめてわかったことは、インデックス投資は多くの人が長期間同じペースで続けることが精神的に難しいです。
資産は増えるけど、自由に使えないと幸福度が感じられないためです。
現在、私は毎月一定額投資していますが、精神的にはノーダメージです。
ただ、いずれそのような時期に差し掛かる気がしています。
こちらは高配当株やETFをはじめ、配当金でまぎらわせるように考えています。

資産運用に興味がある人、すでにインデックス投資をしている人にも、ぜひ一読をおすすめします。

私もインデックス投資を始めてから、わずかですが増えてきています。
本書にもあった通り、売りたくなっても我慢して地道にがんばっていきます。

したっけ!

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